7 情報を俯瞰する装置 アウトライン・プロセッサーを使う くまきち
<リ・ライティング>
この章では発表論文の「リ・ライティング」をアウトライン・プロセッサーで実践。
学会発表とは研究成果の途中報告・速報の場
<アウトライン・プロセッサー>
ライティングとアウトライン・プロセッサーによるリ・ライティングの違い
ライティング:自動車で道路を走っていくよう(直線的に前を見ていくイメージ)
リ・ライティング:飛行機で空の上から大地(ライティングのテキスト)を俯瞰するよう。
アウトライン・プロセッサーとは
アウトラインを作って文章を書くのではなく、思いついたことをとにかく書く(プロセス・ライティング)ためのソフト。
アイデア加工
項目を並べて関係性があるように見せるのではなく、項目の構造を工夫すること。
グランド・ビューという製品を使用(論文取り込みの苦労話付き)してアウトライン処理
文章をアウトラインの中に埋め込む。
くまきち.icon Dynalistだと似たようなことができそう。noteの表示非表示を切り替えることができる。
<パラディグムとシンクダム(サンクダム)>
どちらも言語学の用語
パラディグム:入れ替え可能な関係性
シンクダム:連続的な流れ
ここで行うリ・ライティング
論文の論理と証拠の検討(パラディグム)
文章の流れの検討(シンクダム)
↓
具体的な作業
前もって文章のアウトラインを作り、細かく検討し、全体の構造を俯瞰して修正の方向を決定する。
大見出し・中見出し・小見出しの形でうまくアウトラインが構成されているかを検討する。
逆にアウトラインから作って資料を当てはめてもうまくいかない。論文作成の場合だと、それでは主張あるいはテーマは出てこない。
うまくできた文章はアウトラインが単純。
議論がうまくできていない場所がアウトライン形式だとすぐ分かる。
https://gyazo.com/8fba30c68a729d5ac8e6e4be945cac65
(感想)
リ・ライティングの実際を実況中継しているような章で、実況中継部分はまとめには入れていない。
アウトライン・プロセッサーの使い方にピンときた気がする。
筆者も書いていたけど、この使い方は文章に見出しを付ける能力をうんと使うなあと思った。「何が書いてあるか」を自分で表現しなくちゃ相手に説明できないものだ。
今のアウトライン・プロセッサーアプリの中で、これと同じことをしやすいものは何かあるのかなあ?
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